夏はお尻にご注意!
夏は特に肛門疾患に注意が必要です。
夏の生活では、
① 汗をかく機会が多い
② 旅行やドライブなどで長時間座っていることにより、お尻に負担がかかる
③ 冷たいものの摂りすぎなどで下痢をすることがある
④ 暑いので入浴(湯船に入る)よりシャワーを浴びる機会が多い
以上のようなことにより、肛門が清潔ではなくなって炎症性の病気が起こりやすくなります。
例をあげて説明します。
血栓性外痔核という病気は、肛門の外側の静脈の中で血栓(血の固まり)ができる病気です。
長時間座っていると血栓ができやすくなります。
肛門には常にある程度の細菌が存在するのですが、清潔でなくなると細菌が増殖します。
その結果炎症が起きると血栓性外痔核が腫れて痛むようになります。
予防するためには毎日(特に汗をかいた後)、入浴することをお勧めします。
お尻を清潔にするためには、シャワーより入浴する(下半身浴や熱い湯でなくても可)方がはるかに効果があります。