内視鏡検査
大腸内視鏡検査
肛門から大腸(直腸、結腸、盲腸まで)を観察する内視鏡検査です。腸の中に便があると検査できませんので、通常事前に腸管洗浄液という薬を内服します。午前中にご自宅で腸管洗浄液(2リットル)を少しずつ内服して排泄していいただきます。
検査は午後ですのでその直前に来院していただきます。通常鎮静剤を注射して苦痛が少なく検査が行えるようにしています。
大腸ポリープが見つかった場合、必要ならば同時に切除します。切除したポリープは回収して病理組織検査を行います。
検査の流れは以下の通りです。
1 検査前の注意
- 食事
検査当日、朝食を摂らないでください。
ただし水分(お茶、水)は飲んでもかまいません。 - 内服薬
朝のお薬はクリニックの医師の指示にしたがってください。
※心臓病、高血圧、糖尿病、脳梗塞で治療中の方はご相談ください。 - クリニックへの交通手段
検査時に鎮痛剤を使用する場合があります。検査後には自転車、車、バイクの運転ができません。他の交通手段でご来院ください。ご年配の方は付き添いの方と一緒にご来院ください。 - 服装
ズボン、スカートは緩めのものを、女性の方はヒールの低い靴を選択してください。
2. 検査前の準備
- 午前中に腸管洗浄液(ニフレック)を飲んでください。自宅で飲む場合、午前8時~9時頃から飲み始めてください。
- 来院して受付終了後排尿を済ませてお待ちください。
- 検査の直前に検査着に着替えていただきます。
3. 所要時間
検査にかかる時間は約20分ですが、検査内容、処置内容によって異なることがあります。
4. 検査方法
- 検査台の上で腸の働きを一時的に弱める薬および鎮静剤を一緒に静脈注射します。
- 左下に寝て頂き、肛門に麻酔のゼリーを塗り内視鏡を入れていきます。
- 検査中何回かからだの向きを変えて頂き、空気を少しずつ入れながら大腸全体を観察していきます。
- 観察を終わると内視鏡を抜き検査は終了です。
5. 検査後の注意
- 検査終了後、リカバリールームで20~30分間横になって休んでいただきます。検査前の注射の影響で目がちらちらしたり、少しおなかが張ったりしますが次第に落ち着いてきます。
- 画像をお見せしながら結果を説明します。
- お帰りになりましたら少しずつ水分、食事を始めてください。特に食事の制限はありません。
6. その他
ポリープ等の病理組織検査をした場合、その結果が出るまで10日間程度必要です。